
多屋光孫 M)今日は「ま」、、、魔法
濱中伸幸 N)オズの魔法使い!テレビで見てて、好きやった。
M)良い作品。インパクトあったね。
N)テレビ画面のなんとも言えないモヤがかかった感じが独特だった。
M)そうそうテレビ番組だった。造形も良かった。
N)子供の想像を超えるキャラクターがリアルに出てくるからワクワクした。脳みそのないカカシ、ブリキの木こり、臆病なライオンとかね。
M)内面をうまく描いているよね。それとキャラクターの設定が良いよね。
映画版も見たけど、テレビの方が良かった。

子供の頃、魔法系の番組たくさんあったね。魔女っ子メグとか、魔法使いサリーとか。
N)テクマクマヤコンは誰だっけ?
M)秘密のアッコちゃん。あれは赤塚不二夫。
N)多才やね。
M)最近はあまり見ないけど、ヒーローものでマジレンジャーっていうのがあったなあ。魔法を使うやつ。仮面ライダーはウィザードがあった。
みんなミラクルなことは全部魔法としておさめていた。

N)ちょっと取ってつけた話になるけど、中学生になる次男がゲームにハマって夜遅くまで起きてやっているの。あれってもしかしたら魔法にかかっているのかもしれないね。
M)うちの息子も夜中までやっているね。何か取り憑かれたかのように夢中になって。ああゆうのを昔の人は悪霊の仕業とか言ったのかもしれないね。ちょっとそれるけど、神隠しにあったとか、天狗にさらわれたとか。
N)意地悪だった子供が急に優しくなって、「憑き物が落ちた」なんていう言い方もあるよね。
M)そうそう。
N)あとは、まが刺す。普段しないようなことをやってしまって、「どうしてこんなことしたの?」「まが刺して、ついやってしまいました」みたいな会話。

M)多屋孫書店で、うっかり万引きをしてしまうみたいな話やね。
N)その「ま」ってなんだろうね。
M)間(あいだ)じゃ無い方の「魔」やね。魔力の魔。
西洋の悪魔みたいなのは、結局人の心の中に住んでいる魔物という概念のような気がする。
N)邪悪な心は人間なら誰しも持っているよね。だから悪魔っていう概念も成立しているのだろうね。あと、幽霊みたとかいうのは、その人の脳内で映像を作り出しているって話を聞いたことがある。
M)実際にそのように無いものがあるように見える病気もあるらしいよ。例えば、玄関に靴が2足しか無いのに、100足あるように見えるから、実際に触って実物を確認するらしい。見えていないものが見えるという人は一定数いると思う。
M)2025年に大災害が来るって話もいろんなところでやっているけど、そういうのは大体外れる。でもそう予言していた人はハズレた理由をまた語って次の予言をシレっと語っていく。そんな人が多いよね。
N)そうね。エンタメだね。
M)魔法の魔、魔物の魔。魔の中には鬼がいる。字って面白いね。
N)では今度は魔じゃ無い方の間の話。剣道でいう間合い。自分が打てる間をいかに作るかっていうせめぎ合いが面白い。
M)その間なら、絵本の読み聞かせも間って大切。ゆっくり読んでいくとか、早く読むとか、一呼吸置く間とか。あと紙芝居もそうね。隙間があることによって、ワット想像力で見えていないものが膨らむ。
今作っている作品でも、何も会話のないページと挟むとかで、物語の強弱をつける構成をみんなで話あったりする。絵本の場合は絵と文章だけど、絵だけにするとか。
N)映像であれば、急に拡大してあるものにフォーカスしたり、人物から広角に引いて全体像を見せたりする。
M)そう、カメラワーク。そういう間の作り方で静と動の躍動感が出る。
N)「まあまあ良い」の「まあ」はどこからきているのだろう?
M)ほどほどってことだよね。
N)「試験できましたか?」って聞かれて「まあまあ」って答えるじゃない。
「ま」って言葉は面白いね。
M)真人間の「ま」もある。真(しん)という言葉が入る。
N)それでいうなら、全(ぜん)って書いて、全う(まっとう)もあるよね。
M)天寿を全うするって言葉があるけど、たいてい人が亡くなった時に使うけど、生きている時はどんなことでもさらに上を目指している限りは全うってあまり使わないよね。スポーツ選手だとあるのかな?自分の場合はあまり使わないなあ。
N)職務と全うしますっていう感じで宣言するような場面では使われると思うよ。
また違うこと言ってごめん。
「マジ?」のまはどこからきているのだろう?
M)真実か、それとも真面目かなあ。
※「マジ」を調べたら、江戸時代の芸人の額や言葉で「真面目」の略語として使われていたようです。
N)本気と書いて、マジ。
M)近藤真彦が使いそう!「マジかよ」

N)じゃあ、今度は「ま」っていうひらがなはどこからきたのかな?
M)真実の真かな?
N)調べたら、末からきている。
M)末かあ。
N)あと、まあ大変。あらまあ。まあ良いじゃない。のまあは感動詞。
「あらまあ」は女性語。「おやまあ」は男性語。って書いている。
M)今の時代、女性も男性もなく使っているよね。
N)「まあ、座りな」「まあ、まずは乾杯」の「まあ」は副詞って書いてる。
M)なるほどね。
N)こういう言葉の語源とか意味って面白いね。
M)言葉ってどうやって生まれたのか、字ってどういう風にできたのか。こういうのって意外と普段は考えないから新鮮。
N)「ま」の本来の持つ意味が魔法を解く鍵なのかも(笑)
M)「ま」についてマジ考えてみた回になったね。
N)息子が魔法にかかってしまった親二人が、どうやって魔法を解くか考える回でもあったしね(笑)
M)本当!どうやったら魔法が解けるのやろう?
やっぱ対話かな?
まあ、おやまあ、あらまあって感じやね。
N)息子と対話しましょう(笑)
やっぱり「ま」には魔力がある!
M)「ま」の魔力にマジではまった回でした(笑)
【会話の主】 登場人物

多屋 光孫(たや みつひろ)絵本作家・挿絵画家。和歌山県田辺市出身。3歳より田辺市の洋画家、故益山英吾氏の洋画研究所で絵を学ぶ。実家は本屋(南方熊楠ゆかりの多屋孫書店)。2015年8月まで二十ん年、普通に会社員(海外営業・広告宣伝など)をやっていたが脱サラし画家活動を開始。一般社団法人 日本出版美術家連盟理事(事務局長)

濱中 伸幸(はまなか のぶゆき) ブランドクリエイター。和歌山県田辺市出身。実家は紳士服店。元百貨店婦人服バイヤー。2011年株式会社ハッピーアイ設立。HAPPYEYEブログ、エンカラージオンラインショップ企画運営。
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