「好き勝手」についてのダイアローグ

対談

多屋光孫 M)今日はす、、、スイカ。これじゃ広がらない。
酸っぱい スパイス スパイシー

濱中伸幸 N)筋書きのないドラマ

M)野球でよく使われる表現

N)水原一平さんの解雇も筋書きのないドラマ

M)す、、、好き勝手!

N)好き放題!

M)うちの親父はまさに好き勝手やった。

N)好き勝手に生きるって芸術やと思う。
日本の学校は〇〇してはだめっていう校則がいっぱいあって、規則を守ることがとても重要視されている。

M)ルールで縛ろうとしている。

N)そういう教育を受けると好き勝手にしたことない子供ばかりになる。
  日本はルールというか規範を守るのを良しとしている。

M)ちょっと飛躍するけど、アメリカはその昔禁酒法時代があった。

N)なぜそういう法律ができたのかな。

M)ルールを守らない大人が多いからじゃない。
(その後ネットで調べました→https://www.y-history.net/appendix/wh1502-145.html

N)その点、日本はお酒に関しては緩い。自動販売機で買えるし、街中で飲んでも捕まることはない。

M)タバコも自動販売機で売ってる。

N)そういう意味で「好き勝手」をテーマにするの良いかも。

M)好き勝手をどのようにまとめよう?って最初からまとめることを考えていけない。根が真面目だから好き勝手できない(笑)

N)まあ、好き勝手に喋ってみよう。

M)今の自分の状況を鑑みると、好き勝手やっているようで、そうでもないなあと思う。

N)結局はみんな社会規範とかルールを守って生きている。当たり前だけどね。

M)さっきも言ったけど、今考えると自分より親父の方が好き勝手に生きていたと思う。社会規範は守りながらも、自分との比較では自由度が高い生き方してた。

N)人に迷惑をかけたり犯罪をおかさなければ、何をやっても良いというスタンスもあるよね。

M)結局どう生きるかは人それぞれ。

N)また教育の話になるけど、学校生活を送る中で、親はもちろん先生や先輩の言う通りにやることが求められて生きていく。
そのうちに、言われたことをすれば間違いない、それが正解って思う子供に育てられている気がする。
勉強はもちろん、生き方においても正解があると思ってしまい自分の欲求に気づけない。
だから、好きなことして良いて言われても何をしていいか戸惑う。
決められないと動けない。好き勝手にして良いと言うゴーサインが出ない状態の中にいる。

M)イチローに対する父ローのような英才教育的なものもあるけれど、、、

N)卓球の愛ちゃんも小さい時から泣きながら頑張っていた。
今は好き勝手に生きている様子(笑)

M)反動だろうね。
そういや大学の時、田辺のみんなが東京に来て宴会した際「気分はロケット花火」って酔って電信柱にタックルしたなあ。みんな知らない街で人の目を気にせず好き勝手に騒いでいた。

N)知らない土地では、知っている人も目を気にすることなく過ごせる心地よさがある。

M)いき過ぎると羽目を外してしまう。
鴻上尚史の言葉に「日本人は世間はあるけど、社会がない」ってことを書いていた気がする。うろ覚えだけど。
好き勝手やっている時点で誰かに迷惑かけている。

N)コロナ禍の前、よく中国の新幹線に乗って工場に行っていたんだけど、その時に車内でスマホから大音量で音楽を流して聞いている人がいて誰も注意しないの。我関せずという感じ。日本だったら注意するかトラブルになる。

M)高校の遠足でギターを持ってきたやつがいて、電車の中でギターをかき鳴らして歌っていた。怒る先生を「先生おこった〜♪」とまた歌にして笑いをとっていた。その時は僕ら以外誰も乗っていない車両だった。

N)昭和やね〜。

M)見る角度とか視座によって、好き勝手の度合いが違うよね。

N)ニューヨークでは車内でアコーディオン弾いていたり、ホームで演奏してたりする。

M)急にラップを歌い出してチップをせがんだり。

N)チラシ配る人もいるよね。

M)花束を配ってるのは、絶対受けとっちゃだめ。受け取るとお金を払わなくちゃいけない。

N)日本じゃ、街頭でティッシュ配るくらい。

M)これも昔、ティッシュ配るのめちゃくちゃ上手いお兄さんを見たことがあって、受け取らないとその人がきているパーカのフードに投げ込んでいた(笑)これも好き勝手や振る舞い。

N)好き勝手も男女の話になると奥深い話になるけど、、、今日はやめとこ。

M)あっそうそう、この間新宿のB E A M Sに行って、カツカレーのプリントTシャツ見つけて、なんか良いなあって思わず買った。なんか良い感じ。このTシャツに「好き勝手」感を感じてしまった(笑)

N)毎年Tシャツ企画作っているけど、今年は好き勝手に作ったTシャツっていいんじゃない。

M)Tシャツだけじゃなくて、トレーナーとかパーカーとかもいいね。

N)何かキャラクターいるよね。

M)キャラクターがいいのか、一発ギャグ的なのがいいのか、、、

N)「へーこちゃん」みたいなの良いと思う。※へーこちゃんは多屋光孫氏の未発表作

M)吉祥紋様の入った幸運を呼ぶ企画とかのテーマで色々書いたことあるから、その路線も良いかも

N)昔エンカラージのキッズTシャツも良かったね。

M)文字が膨らむプリント!

N)そうそう発泡プリントって特殊な加工で2柄つくった。


M)ニワトリとペンギン
最近で言うと、母校の甲子園出場を記念した図案も良いかも

N)甲子園インスパイア企画!

M)色々好き勝手に作ってみたいね!

N)「好き勝手Tシャツ」ってテーマ面白い。

M)モチーフは何が良いかな?

N)もちガツオ!

M)我らが田辺の絶品もちガツオ(田辺で水揚げされた身がもちもちと弾力のあるカツオの刺身。普通のカツオと全く違う食感)

N)難しいと思うけれど、もちガツオを表現して欲しい!

M)もちろん、カツオは形にしたい。和歌山インスパイア系で言うなら、梅干しパンダ!

N)何それ!

M)パンダのお腹に梅干しが埋まっているの。それだけなんだけど、グッとくるものが降りてきた(笑)

N)・・・それこそ好き勝手!

M)あと、金山寺みそTシャツ
 マニアックかな 

N)前にカツオが空を飛んでいる絵描いていたよね。

M)あれ題名「カツオの襲来」

N)もっといっぱい降ってくる感じが欲しいな。カツオの舞い。
あと、正面から見たカツオを描いてほしい。

M)好き勝手Tシャツでカツオの他に「ひろめ」も良いかも!

N)ひろめ、ひとはめとも言うね(田辺沿岸で取れるわかめの一種。サッと湯にくぐらしてポン酢で食べると磯香りと旨みがたまらない)

M)カツオとわかめで長谷川町子先生に怒られる(笑)

N)まあ全然違うけどね(笑)

M)S U K I K A T T Eって表記だとなんか格好いいよ!

N)じゃあ、S U K I K A T T E につくりましょう!

このあと好き勝手に企画案を出しあいました。
「好き勝手」をテーマに好き勝手に対談した結果、「好き勝手T シャツ」を作ることになりました。どんなTシャツが出来るか乞うご期待(笑)
まだジャブですがこんなん出来つつあります。
■SUKIKATTEのロゴ


■カツオTシャツ


■検討中?(別バージョンとアロハの模様案)


【会話の主】 登場人物

多屋 光孫(たや みつひろ)絵本作家・挿絵画家。和歌山県田辺市出身。3歳より田辺市の洋画家、故益山英吾氏の洋画研究所で絵を学ぶ。実家は本屋(南方熊楠ゆかりの多屋孫書店)。2015年8月まで二十ん年、普通に会社員(海外営業・広告宣伝など)をやっていたが脱サラし画家活動を開始。一般社団法人 日本出版美術家連盟理事(事務局長)

濱中 伸幸(はまなか のぶゆき) ブランドクリエイター。和歌山県田辺市出身。実家は紳士服店。
元百貨店婦人服バイヤー。2011年株式会社ハッピーアイ設立。エンカラージオンラインショップ企画運営。ファッション専門学校非常勤講師

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